けん爺のブログ探究心

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自分のハードルを下げるのは心理学のテクニック?セルフ・ハンディキャッピングとゲインロス効果とは

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私はハードルを下げるって日常的にやってるんですよね。

自分自身の考え方のハードルを下げることもありますが、特にしているのは他人からの評価を意識して自分へのハードルを下げることが多いです。

 

「慣れてない作業なんでできるかな」

「ちょっと上手くいくかわかんないですね」

 

何かをする前に必ず言い訳というか自分は出来ないかもしれないと前置きをしています。

 

実はこれ心理学では有名なことらしいです。

 

私自身も気づいていなかったのですが心理学でいうセルフ・ハンディキャッピングらしいのです。

私自身は別の考えがあってしていたつもりで、これも心理学でいうゲインロス効果を狙ったつもりだったんです。

が、話をする前に心理学の用語を説明しましょう。

 

 

 

 

セルフ・ハンディキャッピングとは

 

セルフ・ハンディキャッピング」とは簡単に説明すると何か失敗した時のため予防線をはることです。

行動であったり言葉であったりします。

何か作業をする時に慣れていないからとか得意ではないからと自分と周囲に言い訳をする。

そうすることで失敗しても事前に言っていたとして自分の心を守る心理が働くそうです。

それが心理学でいうセルフ・ハンディキャッピングです。

 

セルフ・ハンディキャップをより詳しく知りたい方は私も参考にしたこちらをどうぞ↓

セルフ・ハンディキャッピングとは?例と克服への4つ対策 | BRAVE ANSWER

 

ゲインロス効果とは

 

「ゲインロス効果」というのはゲイン(プラス)とロス(マイナス)の差があるほど人の心理状態に強い影響を与えるというものです。

一般にはギャップと言われている言葉ですね。

主に恋愛で使われるテクニックになっていて最初に評価を下げて後で評価を上げることでより相手からの評価が高くなるそうです。

より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ゲインロス効果とは|心理資格ナビ

 

 

ゲインロス効果を狙った(つもりの)1例

ゲインロス効果を狙った(つもりになっている)例を出します。 

私は妻にいいところを見せようと自分のハードルをわざと下げてから高評価を得ようと頑張ることがあります。

たまに料理を振る舞う時は、

「上手くできるかな?もしかしたらちょっと失敗するかもしれないけど〜」

掃除や洗い物を頼まれた時は、

「ちょっと時間かかるかもしれないけど〜」

などと自分は失敗するかも、作業が遅いかもと思わせる発言をしています。

更に言えば普段は家事をする機会が少ない自分が家事をするということでも評価上げを狙います。

普段から自分へのハードルを下げることで期待値を下げて実際には標準レベルのことしかやってないけど高評価を貰おうとしている、ということですね。

 

 

ゲインロス効果?セルフ・ハンディキャッピング? 

私はこれが言葉こそ知りませんでしたがゲインロス効果と思って実践していました。

実際にそういった効果もあったのかもしれませんが結果的にやっていることはセルフ・ハンディキャッピングとして捉えられるように感じるわけです。

(調べてもセルフ・ハンディキャッピングとゲインロス効果が矛盾なく成立するのかわからないのですが誰か心理学に詳しい方教えてくれませんかね)

 

ゲインロス効果についてはあくまで振れ幅を大きくすることでギャップによって良い印象を与えるというものです。

それを多用しすぎると振れ幅は小さくなり効果も望めないということになります。

それどころか私は妻に多用しすぎたあまりハードルを下げるどころかハードルを上げる結果になってしまいました。

ハードルを下げるように会話をスタートさせると、

「そういう(ハードルを下げようとする)時は全部上手にできているから大丈夫」

という本来の狙っていた効果とは逆の働きになってしまいました。

期待値を下げるどころか期待値を上げる結果になってしまったのでは失敗ですね。

 

 

人間の心理って面白いけど難しいですね。